作業環境のこだわりは「身軽さ」。あえてリビングで仕事をする、漫画家・四ツ原フリコさんのワークスペース
ワークスペースの美学

作業環境のこだわりは「身軽さ」。あえてリビングで仕事をする、漫画家・四ツ原フリコさんのワークスペース

#ライフスタイル #仕事・働き方 #在宅ワーク
Baron(バロン)

仕事や趣味などに気兼ねなく取り組むことができるその人だけの空間、ワークスペース。その人の考え方や行動様式が、色濃く反映される場所でもあります。「ワークスペースの美学」は、自分自身の心地よいライフスタイルを実践している方にご登場いただき、そこに至った経緯や魅力、結果として得られたものなどについて伺うインタビュー連載です。


27回目のゲストは、漫画家の四ツ原フリコさん。働く女性からの共感を集めた2020年のドラマ『家政夫のナギサさん』の原作者で、現在は友人の漫画家・エイタツさんとともにマイホームを購入するまでを描いた『家活!〜女ふたり、家を買う?〜』(ネーム原作、配信先:Souffle)等の話題作を連載しています。


リビングに置いているダイニングテーブルをワークスペースにしているという四ツ原さんに、毎日のお仕事の様子、ルームシェアの楽しさ、ネコちゃんとの暮らしについて伺います。

仕事道具はiPadのみ。なるべく身軽に仕事をしたい

今日は『家活!』に登場する“あの”ご自宅にお邪魔しています。ここが、四ツ原さんとエイタツさんが漫画家同士で2人暮らしをしているお家なんですね……!


ダイニングテーブルにバロンとシルフィーが置かれていますが……?

四ツ原

私もエイタツさんもオカムラさんの椅子を使っています。私がバロンを購入した理由も、エイタツさんの付き添いでWORKAHOLICさんに行ったことがきっかけだったんです。

―なんとっ! お二人ともお仕事用チェアにオカムラの椅子を使っていただいていたのですね。自室ではなく、ダイニングテーブルでお仕事されているのはどうしてでしょうか?

四ツ原

本当は憧れるんですよ〜、書斎に本棚とか大きなデスクを置いてお仕事すること……。そんな部屋作りをしたこともあったのですが、ついつい漫画に手が伸びて、全然仕事にならなくて(笑)。色々と試行錯誤していった結果、小学校の机のように必要なものだけが置かれている状態が自分に合っていると気がつきました。


あと、外で仕事することも多いので、家で仕事をするという感覚が薄いのかもしれませんね。基本的に仕事はどこでもできるから、この家で一番大きなテーブルがあるダイニングで仕事しよう、と辿り着いた感じでしょうか。

とても広くて大きなテーブルですよね。

四ツ原

このテーブルは、ここに越してくる前から使っていたものです。アシスタントさんと並んで仕事できるようにと大きいテーブルにしたんです。エイタツさんと同居する以前から使っていたものでしたが、「一緒に作業するのにもちょうどいいね」と話していたので、この家にも持ってきました。

―どこでも作業するために、漫画を描くツールも自由に持ち運べるものを選んでいるんですか?

四ツ原

昔はアナログで描いたものを、パソコンで仕上げるという方法でしたが、友人の漫画家たちからの薦めで2019年頃からiPad Proで作業するようになりました。初めて触ったときから感覚的にも使いやすくて。以前はパソコンも併用していましたが、次第にiPadひとつでペン入れから納品までできるようになったんですよね。

iPadだけなんですか!?

四ツ原

周りの漫画家仲間は、パソコンと併用する人が多いですが、私はとにかく身軽に仕事がしたい。なので、仕事部屋もいらないんですよ。外に出かけるのも好きなので、旅行先でも仕事ができてしまうくらいのほうがいいと思っています。でも、旅行中に仕事はしたくないですけどね(笑)。

超・シンプルな作業環境。iPad mini(上のモニター)は、動画を見たりするときに活用しているそう

—軽やかですね!

四ツ原

出先でもiPadだけで仕事が完結するので、漫画家仲間と集まって、ファミレスやカフェで作業するのも楽しいんです。この家を選んだ理由のひとつに、近所に作業できる場所が複数あるというのも決め手になりました。人の目があるほうが見張られているようで作業が進んでいきます。あと、1日1時間くらい歩くのが習慣になっているので、天気や体調に合わせて仕事する場所を選んでいます。家にいると掃除したくなったり、本を読みたくなったり、ついついダラダラしちゃいますからね。

ふら〜っとやってくるネコちゃんのためにも、肘掛けがないバロンで

先ほど、エイタツさんの付き添いでバロンを買ったというお話をされていましたが、バロンを選んだ理由について詳しくお伺いできますか?

四ツ原

WORKAHOLICに行ったのもあくまでエイタツさんの付き添いで、私はワークチェアを買うつもりはなかったんですよ。もともと使っていた椅子も「長く座ると疲れるけど、まあなんとかなる」程度でそこまで不満はなかったので……。自宅ではダイニングテーブルで仕事をしているので「これぞ、ワークチェア」というような椅子はリビングに置きたくない気持ちもありました。家のくつろぎスペースを邪魔することのないインテリア性と、長時間座っていても座り心地がいい椅子ってこの世にはないだろうな、と思っていたんです。でも……。

でも……?(笑)

四ツ原

運命の椅子を見つけてしまったんですよね(笑)。美しいデザインと、自分の体にぴったりな座り心地。WORKAHOLICさんで70〜80脚ほど座ったと思いますが、店員さんから最初におすすめされたバロンの座り心地を超えてくるものがなくて。オプションもカスタマイズして自分仕様にでき、本当にいい買い物ができました。

—なるほど! あえて肘掛けはつけなかったのでしょうか?

四ツ原

我が家にはネコたちがいるので、仕事中に彼らがぴょんと膝の上に乗りやすいように……。

ふわぁ〜!(羨望の眼差し)

四ツ原

膝の上にネコが乗ると、あったかいんです。邪魔だなと思っても、かわいいからおろせなくて。膝の上にいてくれる間はもうちょっと仕事するか、と頑張れちゃいます。

うらやましい限りです……。ん? 机から出ているコレは、なんでしょうか?

四ツ原

肘掛けは椅子ではなく、机に付けています。フィンランドのメーカー「エルゴレスト」のアームレストです。腕の負担を軽減してくれるので、疲れにくくなりました。普段は机に沿ってコンパクトに収納できるので、重宝しています。

―他にお気に入りのアイテムはありますか?

四ツ原

冬場は足元にある、フットヒーターかな? こたつみたいにあたたかくなります。夏場も電源を入れずに足置きとして使っているのですが、掃除が大変で(笑)。ネコたちの抜け毛やほこりが隙間にたまりやすいのでメンテナンスは欠かせませんね。あとは、よくネコにコップを倒されてしまうので、ドリンクホルダーも必須。エイタツさんとお揃いで、二人ともここで仕事をする時に絶対使っています。

夜ご飯は一緒に。友人との朗らかな共同生活

―今は何匹のネコちゃんたちと暮らしているのでしょうか?

四ツ原

私とエイタツさんで2匹ずつ飼っているので、4匹のネコたちと暮らしています。今、私たちの近くでくつろいでいるのが「三角(さんかく)」。人懐っこい子です。2階にはグレーの「こんくり」がいます。こんくりは新参のネコで、喧嘩とは無縁の素晴らしい性格の持ち主。我が家に来てから1週間もたたないうちに、ネコ同士でぴったりくっついて眠る「ネコ団子」も見ることができました。

終始カメラに興味津々だった、三角さん

四ツ原

エイタツさんが飼っているのが、美少女の「ニビ」と天真爛漫な「墨」です。


お客さんに「なでて〜」と最初にやってくるのが三角で、他の子たちは上の階でのんびりしていますね。でも、慣れてくるとそろりとやってきますよ。

ルームシェアをする上で、お二人が心がけていることはありますか?

四ツ原

最初はルールを決めようと思っていたのですが、決めたルールを守れないこともあるじゃないですか。お互い仕事も体調も変化していくので、ガチガチに決めるのではなく、その都度話し合うことができるようにしよう、と。日々の暮らしが報・連・相だけになってしまうことは避けたかったので、私からの提案で夜ご飯は一緒に作って食べようと決めました。でも、お出かけした日は無しとか、柔軟なルールにしています。

すてき! いつもどんな料理を作っているのでしょうか?

四ツ原

エイタツさんが新しいもの好きなので、定番というよりも新しいメニューをどんどん開拓している感じでしょうか。SNSでよく話題になる長谷川あかりさんや山本ゆりさんのレシピをよく作って食べています。おいしいですよね!

大好きな仕事、大好きな漫画を1日でも長く続けたい

お友達と一緒に暮らすのが本当に楽しそう。憧れちゃいます!

四ツ原

本当に楽しいですよ。私自身、誰かと暮らすことが向いていないタイプだと思っていたのですが、こんなにも友人と楽しく暮らすことができたんだ、と。エイタツさんとは一緒に暮らす以前から、お家が近くてよく行き来していましたし、お互い「どこが譲れなくて、何がOKか」という感覚が近かったのも、楽しく過ごせている要因かもしれませんね。

四ツ原さんのお話を聞いていると、日々の穏やかで朗らかな暮らしが垣間見えてきます。身軽に働くワークスタイルもとても参考になりましたが、同じくらい“暮らし方”も新しい視点をいただきました。最後になりますが、これから四ツ原さんがやってみたいことを教えてください。

四ツ原

これからも楽しいと思える仕事を続けていきたいです。少しでも長く漫画を描き続けたいとバロンを購入しましたし、バロンのおかげで漫画家寿命もちょっと伸びたのではないかな?と思っています。何歳までこの仕事を続けていけるかはわかりませんが、1日でも長く好きな漫画を描き続けていきたいです。

Baron
[バロン]
PROFILE

四ツ原フリコ

漫画家

2008年、『スリーピングビューティーの見た夢』(一迅社)でデビュー。2020年に『家政夫のナギサさん』(シーモアコミックス)がテレビドラマ化され、2025年には『整形シンデレラ』もショートドラマ化。現在は、『家活!〜女ふたり、家を買う?〜』(ネーム原作、作画はエイタツ先生/Souffle)、『彼女のエンドロール~さよならまであと半年~』(シーモアコミックス)が連載中。

CREDIT

取材・執筆=つるたちかこ 写真=撮影:篠原豪太 編集=モリヤワオン(ノオト)

※製品の使用感に関するコメントは個人の感想であり、感じ方には個人差があります。

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★★★★☆

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PROFILE

山田 太郎

CO-FOUNDER & CTO

親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて一週間ほど腰を抜かした事がある。なぜそんな無闇をしたと聞く人があるかも知れぬ。別段深い理由でもない。新築の二階から首を出していたら、同級生の一人が冗談に、いくら威張っても、そこから飛び降りる事は出来まい。弱虫やーい。と囃したからである。

山田 太郎

CO-FOUNDER & CTO

親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて一週間ほど腰を抜かした事がある。なぜそんな無闇をしたと聞く人があるかも知れぬ。別段深い理由でもない。新築の二階から首を出していたら、同級生の一人が冗談に、いくら威張っても、そこから飛び降りる事は出来まい。弱虫やーい。と囃したからである。

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